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受賞報告・日本最大級の展示会PHOTONEXT2025でのセミナー登壇報告

2025年6月11日・12日、パシフィコ横浜で開催された「PHOTONEXT2025」に参加!

日本最大級の営業写真館・フォトグラファー向けビジネス展示会「PHOTONEXT」。
わたしは第18回日本写真館賞の授賞式と、セミナー講師のお役目でした。

日本写真館賞では、学校写真分野で「入選1」をいただきました。
あと1つで「優秀賞」で、学校スナップ部門で全国5位でした。
さらに精進したいと思います。

セミナー講師のお仕事としては、シンガポールを拠点として、現在はアメリカに本社がある
AIソフト開発会社「EVOTO」さんにご依頼いただきました。

いわゆるフォトスタジオ向けのスタジオセミナーや経営セミナーが多いなか、
「学校写真」をテーマにかなりニッチな内容だし、2日目一発目の時間帯だし、
人来るのか?と実はやや不安でしたが…。

スタートから席は全部埋まり、立ち見の方々にも最後まで聴いていただけました。
感謝です!

今回の「PHOTONEXT2025」、なにより出展社さんたちの設営・運営のご苦労凄まじいなと感じました。
ゲスト身分の(自分の発表だけの準備でいい)自分とは雲泥の差だろうなと思います。
出展社さま方、講師陣の皆さん、本当におつかれさまでした!

また全国の尊敬する先輩・後輩フォトグラファーとも再会でき、とてもありがたい機会でした!

プロフェッショナル専門のカメラメンテナンス会社PDA Gallopの山下さん主催のフォトグラファーの集いでは、東京・八王子の河村優子さん(Photostudio PRIME)や高知の高橋くん(タカハシ写真館)と久々にゆっくりお話できたし、舞台広告や歌舞伎撮影の第一人者加藤孝先生がお元気そうな様子も伺えたし、実り多い時間でした。

ちなみに、少し真面目な話を書いておくと。
今回のセミナーで「学校写真の時短テクニック」をテーマに選んだのは、
現在の学校写真業界の『限界』をどうにかする必要があると考えているからです。

いま、全国の学校写真(卒業アルバム制作)は様々な限界を迎えようとしています。
少子化、価格下落、人手不足、後継者なく閉業。
他の業界でも叫ばれていることではありますが、写真館もたぶんにもれず、危機に直面しています。

学校写真・スクールフォトは原則的に保護者さん学校さんしか見ることができない、クローズドな世界です。
だからこそ、「外」からはどういう仕事をしているのかがわかりにくく、また、品質の違いを比較しにくいため、
若手が入りにくく、業界が縮小し、職人的な技術の継承がむずかしくなっています。

わたしたちは、全国各地で、学校文化の写真を、子どもたちの写真を残すことに使命感をもって撮影しています。
ただ、物理的な人手不足や撮影外業務の増大で、『継続』がギリギリなところまで来ている、というのが実情です。

そんな全国の仲間に、少しでも撮影以外の部分のコストを減らして、撮影や制作に集中できるような環境を提供したい。
自分の1社だけで、全国の学校が担うことは不可能です。
全国の写真館・スクールフォトグラファーが、「それぞれの地域で」活躍し、経営を「維持」できることが重要だと考えています。
そういった一助になればとの想いで、各地でセミナー講師をお引き受けしている次第です。

from Yohei

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